どこのどのカードローンがどんな借り入れに向いているのか?
カードローンの最低基準は貸付条件である限度額や金利だと思います。
しかし、そのたった二つの数字を基準にカードローン契約先を決めてしまうと後々になって、「使えるATMが近くにない!」「土日祝日は当日中に借り入れが出来ない!」などというようなカードローン利用において不便が生じてしまう事もあります。
また、意外と借り入れ契約を検討しているカードローンについて知り尽くした!と思っていても、内容を履き違えて理解して思い込んでしまっていることも少なからずあるかもしれません。
お金を借りるというのは、非常にシビアな問題です。慎重に慎重を重ねるに越したことはありません。
ここではお勧めのカードローンを取り上げて、そのカードローンがどのような状況でも借り入れでのメリットが大きく、また、どのようなデメリットが心配なのかを細かく各ページで説明します。
そこでその前段階として、このページでは消費者金融や銀行という枠で、まずはざっくりどんな状況での借入には向いて、どんな時には不便なのかを簡単に説明します。
◆銀行
大手銀行
メガバンクといわれているのは、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行の三行ですが、ある定義ではここにりそな銀行も入ります。
誰しもが一番初めに組みたい!と思うのが銀行カードローンの中でもこの大手銀行カードローンでしょう。
この三行だけでなく、ある程度名前のきいたことのある銀行カードローンは大手と一般的に称されていますが、厳密には上述した通りです。
確実に消費者金融よりも限度額が高く、低い金利で借入をするなら大手銀行カードローンを選べば間違いはありません。
ただし、銀行カードローンの場合は、貸付条件として契約先の口座開設が必須であったり、必須ではないものの、借り入れ返済の利便性を考えると口座がないと不便だったりします。
基本的に、銀行カードローンで振り込み融資や口座引き落とし返済を行う、借入先でネットバンキング利用をするなら銀行口座が必ず必要になってきます。
それらを一切利用せず、ATMでしか借り入れ・返済をしないなら、三井住友銀行と三菱東京UFJ銀行であれば口座開設不要で契約が出来ます。
また、土日祝日に当日申し込みから融資までを希望する急ぎの融資の場合、消費者金融よりもカードローン申し込み方法に制限が出てきます。
地方銀行
最近人気なのが全国対応している地方銀行のカードローンです。
都心部ではなく地方に本店を置き、その周辺地域限定で営業をしている銀行を地方銀行といいますが、最近はカードローンに関してはネットで全国対応しているところもあります。
有名どころは、静岡銀行やスルガ銀行、東京スター銀行あたりでしょう。
全国対応はしておらず地域限定にも関わらず有名なのは、千葉銀行(関東地方の対応のみ)です。
カードローンの条件としては、ほとんど大手銀行と変わらないくらいの好条件であることが多いです。
加えて、大手銀行とはカードローン審査基準が差別化されていることが多いので、大手銀行カードローンは審査落ちしてしまった方でも、借りられる可能性があるのも嬉しい点です。
ただし、一番ネックなのは審査や融資までに時間がかかりがちなことです。
2〜3日審査に要したり、融資までに1週間かかってしまう事もあります。
また、大手銀行の所でも説明しましたが、地方銀行も契約先に選んだ銀行の口座が必要になる場合が少なくありません。
ネット銀行
実店舗を持たず、ネットバンキング機能を利用しての融資を得意とするのがネット銀行系カードローンです。
一番人気は限度額の高額さと、提携ATMの多さが嬉しいオリックス銀行です。
他のサービスと併用するなら楽天銀行なんかもユーザーメリットが大きくて利用者が多いです。
主婦に人気のイオン銀行なんかもネット銀行に含まれます。
ネット銀行でのカードローン契約は、口座開設をしなくても良い可能性が高いです。
その為、既存の銀行口座を利用してネットバンキング利用したり、発行されたローンカードで提携ATMから割と自由に借り入れ・返済が可能です。
ところが、実店舗がないので、振り込み融資対応時間外での申し込み当日中の即日融資が、基本的に不可能です。
ローンカードを自動契約などから発行することも出来ないので、郵送物も発生してしまいます。
◆消費者金融
大手消費者金融
プロミス、モビット、アコム、アイフルといった誰もが名前のきいたことのあるこの4社が所謂、大手消費者金融です。
消費者金融の場合は、借り入れ方法を選ばなければ時間や曜日をあまり制限されることなく、最短即日融資をしてもらえる可能性が高いです。
ただ、まったく条件なく最短即日融資が受けることが出来るわけではなく、申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
特に、銀行口座への振り込みでの融資を希望する際には、銀行カードローン同様に土日祝日や平日の15時以降は即日融資対応は受けられないので、注意が必要です。
また、各社独自のカードローンサービスを展開しており、郵送物をなしに出来たり、女性専用の窓口があったりと利用者がお金を借りるにあたって痒い所をカバーしてくれます。
しかし、サービス面が銀行より充実している分、金利は高めです。
その為、長期の借り入れはなるべく避け、借り入れ件数を増やさないように注意する必要があります。
中小消費者金融
上述した大手に含まれない小規模の貸金業者が中小消費者金融です。
基本的に、借入先の最後の砦となるところです。
金利は銀行消費者金融の中でも、一番高く利息制限法の上限ギリギリの利率での貸付であるところが多いです。
初めてカードローン契約する方には縁のないところで、多重債務手前もしくは立ち直る可能性がある多重債務者の方が借り入れ先として選ぶ業者です。
貸し倒れリスクのある顧客を抱えていることが多いので、借り入れ額や借入方法が制限されがちで、かといって返済がしやすいわけでもありません。
中小消費者金融に手を出す前に、おまとめや政府系金融機関での借り入れを検討していただくのが良いと思います。
ただし、ヤミ金融と中小消費者金融は別物なので勘違いしないようにしましょう。
世紀の貸金業者はネットでも検索できるので、不安な場合は会社名や貸金業者番号を検索してから契約を検討するようにしてください。
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